
今回はWebサイト分析ツール「Hotjar」をご紹介します!無料で使えて、ユーザーの行動が一目でわかる優れものなんです。これは見逃せませんよ!
Hotjarって何?驚きの機能を徹底解説
Hotjar(ホットジャー)は、サイト訪問者の行動を動画やヒートマップで確認できる画期的なサイト分析ツールです。Googleアナリティクスとはひと味違う、ページ内のユーザー行動に特化した分析ができるんですよ。
例えば、こんなことがわかります。
- ランディングページをどんな順序で読んでいるか
- 問い合わせフォームでなぜ入力に時間がかかるのか
- トップページで最もクリックされやすい場所はどこか
- ブログのどの部分が熟読され、どこが読み飛ばされるか
これらの情報が視覚的にわかるので、マーケティングの改善や新しい施策のヒントが得られやすいんです。しかも、無料で使えます!試さない手はありませんね。
Hotjarの無料プランでできること
Hotjarには様々なプランがありますが、今回おすすめしたいのは「パーソナル」の「BASIC」無料プランです。2018年7月31日時点の情報ですが、以下の制限内で利用可能です。
- 1日2000PVまで
- 300件までのレコーディング記録
- ヒートマップは3件まで
確かに制限はありますが、画面は直感的で使いやすいので、分析初心者の方にもおすすめです。まずは試してみて、必要に応じて有料プランを検討するのもいいでしょう。
無料プランでも十分な機能が揃っているので、小規模なサイトや個人ブログの運営者にとっては理想的なツールと言えます。特に、ユーザーの行動パターンを把握したい場合や、サイトの改善点を見つけたい場合に重宝します。
Hotjarの8つの主要機能を解説
Hotjarには8つの主要機能があります。それぞれ詳しく説明しましょう。
ヒートマップ(Heatmap)

ページのどの部分が良く見られているかを色で視覚的に表示します。赤い部分が注目度の高いエリアです。これにより、ユーザーの注目を集めている要素や、逆に見落とされがちな部分を特定できます。例えば、重要な情報が注目されていない場合、レイアウトの変更を検討する良いきっかけになります。
レコーディング(Visitor Recordings)
ユーザーのサイト閲覧動画を記録します。マウスの動きやスクロールの様子がわかります。これは特に有用で、ユーザーがどのように情報を探しているか、どこで躊躇しているかなどが明確になります。例えば、ユーザーが特定のボタンを見つけるのに時間がかかっている場合、そのボタンの配置や設計を見直す必要があるかもしれません。
ファネル機能(Conversion Funnels)
ページごとの離脱率と、該当の動画を確認できます。これにより、コンバージョンの過程でどこでユーザーが離脱しているかを特定できます。例えば、商品ページから購入ページへの移行率が低い場合、商品説明や価格設定を見直す必要があるかもしれません。
フォーム
フォームを作成する機能です。単なるフォーム作成ツールではなく、ユーザーがフォームをどのように入力しているかも分析できます。例えば、特定の質問で多くのユーザーが躊躇している場合、その質問の表現を変更したり、ヘルプテキストを追加したりすることで、フォーム完了率を向上させることができます。
訪問者への質問・ポップアップ
顔のアイコンで満足度を選択させ、ページの感想を集められます。これは直接的なフィードバックを得る良い方法です。例えば、新しい機能をリリースした後に、ユーザーの反応を即座に確認できます。
チャット式簡易フィードバック
事前に設定した質問をチャット形式で自動的に聞くことができます。これにより、ユーザーとの対話形式でより詳細な情報を収集できます。例えば、「このページで最も役立った情報は何ですか?」といった質問を通じて、コンテンツの改善に役立つ洞察を得ることができます。
アンケート調査
詳細なアンケートを実施できます。これは、ユーザーの意見や要望を広範囲に収集するのに適しています。例えば、新製品のアイデアに関する意見を集めたり、既存のサービスに対する満足度を測定したりするのに役立ちます。
ユーザー調査依頼
テストユーザーを募集することができます。これにより、実際のユーザーを使った詳細なユーザビリティテストを行うことができます。例えば、新しいウェブサイトのデザインをローンチする前に、実際のユーザーに使ってもらい、問題点を洗い出すことができます。
Hotjarでとくにおすすめの機能「Funnels(ファネル)」

Hotjarの機能の中でも特におすすめなのが「Funnels」機能です。この機能のすごいところは、離脱するページと割合、さらにその該当者の動画を見られることです!
例えば、「なぜ問い合わせページまで来て、実際の問い合わせに繋がらないのか」といった疑問の答えが見つかるかもしれません。ユーザーの行動を実際に画面で見られるのは、Webサイトの改善に非常に有効な情報源となります。
Funnels機能の具体的な使い方を見てみましょう。まず、分析したいコンバージョンプロセスを設定します。例えば、ホームページ → 商品ページ → カートページ → 決済ページ → 完了ページといった具合です。設定後、各ステップでの離脱率が視覚的に表示されます。例えば、カートページから決済ページへの移行で大きな離脱が見られる場合、そこに問題があると推測できます。
さらに、離脱したユーザーの行動を録画で確認できます。例えば、決済ページで多くのユーザーが躊躇している様子が見られれば、決済プロセスの簡素化や安全性の強調が必要かもしれません。
これらの情報を基に、具体的な改善策を立てることができます。例えば、決済ページのレイアウト変更、セキュリティシールの追加、プロセスの簡素化などです。改善後も継続的にFunnels機能を使用することで、変更の効果を測定し、さらなる最適化を行うことができます。
このように、Funnels機能を活用することで、データに基づいた具体的な改善策を立てることができ、結果としてコンバージョン率の向上につながるのです。
Hotjarを日本語で使う裏技
Hotjarは現在英語版のみですが、心配いりません!Chromeブラウザを使っている方なら、右クリックして「日本語に翻訳(T)」を選択するだけで日本語化できます。
自動翻訳の影響で一部変な日本語になることもありますが、システム画面としては問題なく利用できますよ。ただし、重要な設定や分析結果を確認する際は、誤訳による誤解を避けるため、必要に応じて英語の原文も確認することをおすすめします。
Hotjarの活用事例
Hotjarを実際にどのように活用できるか、いくつかの具体例を見てみましょう。
Eコマースサイトの最適化
Eコマースサイトの最適化では、商品ページのヒートマップを分析することで、どの商品画像や説明文が最も注目されているかがわかります。この情報を基に、商品の配置や説明文の改善を行い、購買率の向上につなげることができます。
ランディングページの改善
ランディングページの改善では、ビジター録画機能を使って、ユーザーがランディングページをどのようにスクロールし、どの部分で離脱しているかを観察できます。これにより、重要な情報をページのどの位置に配置すべきかの判断材料が得られます。
フォーム最適化
フォーム最適化では、問い合わせフォームやサインアップフォームの入力状況を分析することで、ユーザーがつまずきやすい項目を特定できます。例えば、特定の項目で多くのユーザーが入力を中断している場合、その項目の説明を改善したり、必須項目から外したりすることで、フォーム完了率を向上させることができます。
コンテンツマーケティングの効果測定
コンテンツマーケティングの効果測定では、ブログ記事やホワイトペーパーなどのコンテンツに対するユーザーの反応を、スクロールマップやヒートマップで分析できます。どの部分が熟読され、どの部分が読み飛ばされているかを把握することで、より効果的なコンテンツ作成につながります。
A/Bテストの補完
A/Bテストの補完では、従来のA/Bテストでは、どちらのバージョンが優れているかは分かっても、なぜそうなのかまでは分からないことがあります。Hotjarのヒートマップやビジター録画を併用することで、ユーザーの行動の違いを視覚的に確認でき、より深い洞察が得られます。
これらの活用例からも分かるように、Hotjarは単なる分析ツールではなく、ウェブサイトの継続的な改善を支援する強力なツールと言えるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?Hotjarは無料で使える強力なサイト分析ツールです。ユーザーの行動を視覚的に理解できるので、Webサイトのマーケティングや分析に非常に役立ちます。特に以下の点が魅力的です。
- 視覚的なデータ提供により、直感的な理解が可能
- 無料プランでも十分な機能が利用可能
- 多様な分析機能により、様々な角度からサイトを改善可能
- 実際のユーザー行動を録画で確認できるため、具体的な改善策の立案が容易
ただし、使用する際は以下の点に注意が必要です。
- プライバシーに配慮し、個人情報の収集は最小限に
- 大規模サイトの場合、無料プランの制限に注意
- 英語インターフェースのため、重要な設定時は原文確認が必要
ぜひ一度試してみてください。きっと新しい発見があるはずです!Hotjarを活用して、より魅力的で効果的なウェブサイトづくりを目指しましょう。ユーザーの行動を深く理解することで、ビジネスの成長につながる貴重な洞察が得られるはずです。