
こんにちは。AROUSAL Techの広報部です。
AI技術の進化は日々加速しており、企業の動向や規制の進展、教育分野への応用など、多くの注目すべきトピックが登場しています。
今週の主要なAIニュースとWA²でご紹介したAIニュースをまとめました。
それではやってきましょうー!
今週の主要なニュース
1.AI創薬の新展開:FRONTEOと中外製薬、革新的標的探索で協業強化
2025年5月15日、FRONTEOと中外製薬は、AIを活用した創薬標的の探索で協業を開始しました。文章解析AI「KIBIT」を搭載した「Drug Discovery AI Factory」により、膨大な医学・薬学論文から病気と関連する分子を予測。従来、研究者が手作業で行っていた仮説構築をAIが高速化・高度化します。特定分子へのアプローチ精度が向上すれば、創薬の成功率や開発効率が飛躍的に高まる可能性があります。
2.ガートナー、AIエージェントとエージェント型AIの違いを明確化
ガートナージャパンは2025年5月15日、急速に注目を集める「AIエージェント」に関する見解を発表しました。AIエージェントは、デジタルおよびリアルの環境で状況を知覚し、意思決定を行い、アクションを起こす自律的または半自律的なソフトウェアと定義されています。従来のチャットボットやRPAとは異なり、複雑なデータや状況に自律的に適応できる可能性を持っています。
3.AI時代の現実:マイクロソフト、ソフト開発者を含む大規模人員削減を発表
2025年5月13日、マイクロソフトは全世界で約6,000人、全従業員の約3%に相当する人員削減を発表しました。 特に米ワシントン州では、解雇対象の約40%がソフトウェアエンジニアであり、AI技術の進展がソフト開発者の職にも影響を及ぼしていることが明らかになりました。 同社はAI関連への投資を強化しており、2025年度には最大800億ドルをAIインフラに投じる計画です。
4.iOS 19、AIでiPhoneバッテリー寿命を大幅改善へ:Appleの新戦略
Appleは、2025年秋にリリース予定のiOS 19に、AIを活用した新しいバッテリー管理機能を導入する計画です。 この機能は、ユーザーの使用パターンを解析し、アプリのバックグラウンド動作や通知の制御を最適化することで、バッテリー寿命を延ばすことを目的としています。 特に、薄型化が予想される「iPhone 17 Air」のバッテリー容量の制約を補うために設計されており、iOS 19対応のすべてのiPhoneで利用可能になる見込みです。
WA²でご紹介したニュース
サム・アルトマンも絶賛!MCPでAIの可能性がさらに拡大する
OpenAIのサム・アルトマン氏が投稿した一語「MCP」が、AI業界に新たな革命をもたらします。MCP(Multi Capability Protocol)は、異なるAI機能を統合可能にする共通規格。業務効率を大幅に向上させるポテンシャルを秘め、AGI実現への道を拓く重要な鍵として注目されています。企業のIT戦略担当者やマーケター必見の最新トレンドを解説します。
ダイキンと日立がタッグを組み、生成AIを活用した革新的な故障診断システムを開発。現場写真と簡単な入力だけで、最短10秒で原因を特定・提案可能に。属人化の解消、教育コストの削減、業務効率の向上を実現し、製造業のDXを大きく加速させる注目技術です。設備保全や技術継承に悩む現場にこそ必見の導入事例を徹底解説。
【お知らせ】完全招待制・AIエンジニアの共創拠点「NeuroHub(ニューロハブ)」が渋谷駅徒歩0分の好立地にてオープン!
AIエンジニアの新拠点「NeuroHub(ニューロハブ)」が渋谷駅徒歩0分にオープン!完全招待制で、現役AI技術者と若手人材が日常的に交流・学び合う“Everyday Hackathon”を実現。生成AIやRAGを活用した研修や共創プロジェクトも展開予定。次世代のテックコミュニティ創出に注目!
掃除も洗濯もAIがする? “自律するロボット”の開発が加速中
2025年春、東京・お台場で開催された最新ロボット展示会では、AIを搭載した家庭用ロボットが注目を集めました。洗濯物をたたみ、高齢者の体調を見守り、子どもの遊び相手にもなる“自律型ロボット”が、いよいよ私たちの生活に入り込み始めています。AIロボットの最前線と、私たちの暮らしにどう変化をもたらすのかを、やさしく・わかりやすく解説していきます。
【AIエージェント型ブラウザ】Fellouが示す新時代のブラウザとは?
2025年、世界初のAIエージェント型ブラウザ「Fellou」が登場し、Google ChromeやApple SafariもAI統合を加速し、単なる「検索ツール」だったブラウザが、指示を理解しタスクを代行する「デジタルアシスタント」へと進化しています。Fellouの魅力、ChromeとSafariのAI動向、そしてビジネスへのインパクトをわかりやすくお届けします。
AIで“ぶつからないクルマ”を目指す。スバルが打ち出した新たなAI戦略が話題になっています。舞台は自動運転分野。テスラが完全自動運転(FSD)で“人を介さない未来”を目指す中、スバルは「人とAIの協調」によって“安心と愉しさ”を守る道を選びました。自社開発の運転支援システム「アイサイトX」を軸に、なぜスバルは他社と違う方向に進むのかを深掘りしていきます。
まとめ
今週のAI業界では、創薬の進化、エージェント型AIの定義整理、テック企業の人材戦略転換、そしてスマートデバイスの機能強化など、各方面で大きな動きがありました。特にFRONTEOと中外製薬の協業や、AppleのiOS 19におけるAIバッテリー最適化機能は、AIが実社会で果たす役割の拡大を印象づけています。
加えて、WA²で取り上げた注目ニュースとしては、OpenAIサム・アルトマン氏が言及した「MCP」、ダイキン×日立のAI故障診断、渋谷に新設されたNeuroHubなどをご紹介しています。
そして、世界初のAIエージェント型ブラウザ「Fellou」についてもピックアップしております!
AI技術が社会や産業に及ぼす影響は日々拡大しており、私たちはその波をどう活用するかが問われています。技術の本質を見極め、適切に活かすための視点を持つことが、今後ますます重要になるでしょう。
来週も、AIの進化と社会実装に関する最新情報をお届けします!
それではまた来週!