
こんにちは。AROUSAL Techの広報部です。
AI技術の進化は日々加速しており、企業の動向や規制の進展、教育分野への応用など、多くの注目すべきトピックが登場しています。
今週の主要なAIニュースとWA²でご紹介したAIニュースをまとめました。
それではやってきましょうー!
今週の主要なニュース
1. ispaceとEdgeCortix、月面探査でのAI活用に向けた共同開発に合意
宇宙開発企業ispaceは、AIプロセッサ開発企業EdgeCortixと提携し、月面探査ミッションにおけるAI技術の活用を進めることを発表しました。EdgeCortixの高効率AIアクセラレータ「SAKURA-II」を活用し、月面での探査精度や効率を向上させることが目的です。
2. OpenAI、最新の大規模モデル「GPT-4.5」を正式発表
OpenAIは、従来モデルよりも自然な対話能力と高い問題解決能力を備えた最新の大規模モデル「GPT-4.5」を正式に発表しました。
3. トランプ米政権、AI行動計画の策定に向け、パブコメの提出を奨励
米国のトランプ政権は、人工知能(AI)に対する規制緩和を指示する大統領令に基づき、AI行動計画の策定に向けてパブリックコメントの提出を奨励すると発表しました。コメントの提出期限は3月15日までとなっています。
4. Apple、今後4年間で米国に5000億ドル以上を投資、AIとシリコンエンジニアリングを強化
Appleは、今後4年間で米国内に5000億ドル以上を投資する計画を発表しました。この投資には、AI技術とシリコンエンジニアリングの強化が含まれており、ミシガン、テキサス、カリフォルニアなど複数の州での施設拡張が予定されています。
5. 富士通、機密データも扱えるクラウド型生成AIサービスを提供開始
富士通は、企業や団体における生成AIの活用ニーズの高まりに対応し、2025年度から「Fujitsu クラウドサービス Generative AI Platform」の提供を開始することを発表しました。このサービスは、顧客データをプライベート領域で管理でき、機密情報を安全に扱いながら生成AIを活用できるクラウドサービスです。これにより、企画時のアイデア検討から議事録作成、プログラムコードの自動生成といった幅広い業務領域で、生成AIの活用が支援されます。
6. マイクロソフト、AIブームの中でデータセンターのリース解約情報が浮上
マイクロソフトが人工知能(AI)用データセンターのリースを解約したとのアナリストのリポートが報じられ、業界内で波紋を広げています。この動きは、AI分野における同社の戦略に影響を及ぼす可能性があります。
7. 悪質事業者は公表、AI新法を閣議決定 開発推進めざす
政府は28日、人工知能(AI)の開発促進と安全確保の両立をめざす「AI関連技術の研究開発・活用推進法案」を閣議決定しました。日本でAIの開発促進や規制を巡る法整備に踏み込むのは初めてで、法案はAIを安全保障上重要な技術と位置づけて、開発力を高め国際競争力の向上につなげるとの理念を掲げました。
WA²でご紹介したニュース
1.コンサル売上140%増!AI活用で実現した組織と売上の進化
2025年、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)が加速する中、コンサルティング業界でもAIの活用が本格化しています。リンクアンドモチベーションは、生成AIを活用した業務改革を推進し、コンサル事業の売上を140%増加させることに成功しました。同社の取り組みをもとに、AI活用による組織と売上の進化について解説します。
2.非IT人材でもアプリ開発ができる?シチズンデベロッパーとは
近年、DX(デジタルトランスフォーメーション)が加速する中、非IT人材でもアプリ開発に関われる「シチズンデベロッパー」という概念が注目されています。企業ではIT部門の負担を減らし、業務効率を向上させる手段として導入が進んでいます。シチズンデベロッパーの定義から、具体的な導入方法、活用のポイントまで詳しく解説します。
3.3/5 識学セミナー登壇情報
AI技術が急速に進化を続ける現在、企業を成長を加速させるためには、AIの導入が不可欠となっています。しかし、多くの企業が「何から始めればよいのか」「どのように導入を進めるべきか」といった課題に直面しているのが現状です。本イベントでは、実際にAIを活用して業績を向上させた企業の事例を紹介しながら、どのようにAI導入を進めるべきかを解説。 AI導入に必要なステップを体系的に学べる 貴重な機会です。
4.意図や興味をAIで解析!顧客理解を強化するウルテクの「AIインテント分析」
企業のマーケティングや営業では、常にこの問いがつきまといます。ウルテクの新機能「AIインテント分析」は、そんな悩みを解決する画期的なツールです。 AIが顧客の検索や行動データをリアルタイムで解析し、「何を求めているのか」を瞬時に読み取ります。マーケティングや営業の効率を大幅にアップさせるこの最新技術について、ご紹介していきます。
5.無償で商談練習ができる!?Sansanが提供するAI営業ロールプレイング
2025年1月7日、Sansan株式会社は営業DXサービス「Sansan」に、初の対話型AI機能を実装しました。「Sansan Labs」にて無償提供される「AI営業ロールプレイング」は、営業担当者がリアルな商談シナリオをAIと対話しながら練習できる革新的なサービスです。この新機能の概要や活用方法、メリットについて詳しく解説します。
6.従来型コンサルタントの限界:生成AI普及の脅威と対策
データ分析やレポート作成はAIがサクッとこなし、コンサルタントの役割も大きく変わりつつあります。しかしだからといって「もうコンサルタントは必要ない!」なんてことにはなりません。AIにはできない「人間ならではの価値」があるためです。生成AIがコンサルティング業界に与える影響や、これからのコンサルタントが生き残るための戦略について、わかりやすく解説します。
まとめ
今週のAI業界では、技術革新と規制の整備が同時に進む重要な動きがありました。OpenAIの新モデル「GPT-4.5」の発表や、Appleの5000億ドル規模のAI投資など、技術発展を牽引するニュースが多く報じられました。一方で、日本政府が「AI新法」を閣議決定し、安全性と規制の強化に乗り出す動きもあり、AIの進化とその管理が重要なテーマとして浮上しています。
それではまた来週!