
みなさん、当然ですが 「Loveble」という生成AIツールをご存知でしょうか?
知らないという方がほとんどだと思いますし、つい最近まで筆者も知りませんでした。
もしあなたがこれを知っていたのであれば、かなりの生成AIツール「通」でしょう。
旧称「GPT Engineer」から進化を遂げ、2024年11月に新名称とともに再登場したこの生成AIツールは、プログラミングの知識ゼロでも、AIの力で高品質なWebサイト、Webアプリを自動生成できるという優れモノです。
ノーコードツールはこれまでも紹介してきましたし、どれも十分仕事に活用できるレベルで優秀なツールだと思います。そんな中で突然知ることになったマイナーな「Loveble」という生成AIツールについて、今回も例の如く、競合である V0 や Bolt と比較しながら、深掘りしてみました。
Loveble vs 他ツール:スコーン屋のLPをAIに作らせてみた
プロンプト例
スコーンを販売するWebサイトを作ってください |
まずは、純粋なデザインと性能を比べるために対話なしの1回のみ、同じプロンプトを使用して、それぞれのツールにLPを生成してもらいました。
その結果がこちら。
v0で作成したLP

評価:可もなく不可もなく。
情報は並んでいるけれど、特に目立った魅力は感じられず。
Boltで作成したLP

評価:LPとして十分な構成で作成してくれた。
シンプルな構成で見やすいだけでなく、画像の質が高かったり、ボタンにhoverアクションが設定されていたりなどLPに必要な要素がしっかり盛り込まれている。
Lovebleで作成したLP

評価:視覚的な完成度の高さが際立っていた。
全体の色使いが洗練されており、デザイン性の高さが一目で伝わってきます。自動生成された画像は質が高く、複数のフォントを適切に使い分けることで、プロフェッショナルな印象を演出。さらに、キャッチコピーのセンスも良く、訴求力のある表現が自然に盛り込まれていました。動きのあるUIも自動で組み込まれており、まさに「ノーコードでここまでできるのか」と驚かされる仕上がりでした。
Supabaseと連携して“動くアプリ”を作る
LPを作成してもらいましたが、Lovebleの強みは、見た目だけじゃありません。
バックエンド連携まで、ワンクリックで完了できます。
Loveble × Supabase の連携
連携は驚くほど簡単です。
Supabaseに登録、サインインしてから手順に従って連携します。
ただし、1回連携するごとに1クレジット消費する点には注意が必要です。
Supabaseとは?
オープンソースのバックエンド基盤のこと。
PostgreSQLベースで、リアルタイムDB・認証・ストレージ・サーバーレス関数までフル装備です。


作ってみた:Todoリストアプリ

ちゃんと動きます!
ログイン機能付き・タスク追加・削除・完了チェックまで実装済み。
まとめ
正直なところ、生成AIツールの使い始めは半信半疑です。特に使い慣れていない人にとってみれば「AIがWebアプリを作ってくれるなんて本当かな?」と思ってしまうのは全く不思議ではありません。
だからこそ、ぜひLoveble触れてみてほしいです!
専門知識がなくても、画面にそって操作するだけで、しっかり“それっぽい”アプリが形になるんです。しかも、デザインもきれいで動きもスムーズ。
Supabaseとの連携も、思っていたほど難しくなく、「こういう仕組みだったのか」と勉強にもなりました。
例え開発の経験がなくても、「こんなアプリを作ってみたいな」というアイデアさえあれば、Lovebleはその第一歩を後押ししてくれます。
難しいことはAIに任せて、自分はアイデアを形にするだけ。
そんな新しいものづくりの体験を、ぜひ一度試してみてください。