
インターネット検索の主役が、Googleのような検索エンジンから、AIエージェントへと移り変わりつつあるのをご存じでしょうか?
これまで私たちは「欲しい情報を探す」ことに時間をかけてきました。しかし、生成AIの進化によって、いまや「欲しい成果物を最初から作り出す」ことができるようになっています。その先駆けとなるのが、AIエージェント型検索プラットフォーム「Genspark」 です。
写真や画像が必要なときに、今まではフリー画像のサイトからダウンロードしたり、一かデザインして作成したり、なんとか探してたのではないでしょうか。
そんな中で今回注目したのが、画像生成AIを活用した「リミックス機能」です。今回はこのリミックス機能にフォーカスし、実際に使ってみたので、初心者にもわかりやすく解説していきます。
Gensparkの「リミックス機能」とは?
「リミックス機能」とは、2枚の画像をアップロードするだけで、AIがそれらを融合し、異なるスタイルや雰囲気の新しい画像を生成してくれる機能です。
難しいテキスト指示(プロンプト)や、Photoshopのような画像編集ソフトも一切不要。誰でも直感的に使えるのが最大の特徴です。
例えば…
- 商品写真と背景画像を組み合わせて“広告素材”を作る
- イラストと実写写真を融合して“アート作品”を作る
- プレゼン資料に使える“インフォグラフィック風画像”を作る
など、ビジネスでもクリエイティブでも幅広く活用できます。
リミックス機能の3つの魅力
1. 直感的な操作で初心者も安心
画像を2枚アップロードし、ボタンをクリックするだけ。プロンプト入力も複雑な設定もありません。
画像生成AIが初めての方でも、わずか数分で「使えるビジュアル」を手にできます。
2. 創造力を刺激するAIの共創体験
単純な合成ではなく、AIが意味や構成を解釈して新たなデザインを提案してくれるため、想像以上のビジュアルが誕生します。
まさに、AIとの“共創”をリアルに体感できるツールです。
3. 商用利用OK!ビジネスにも即活用可能
Gensparkの生成画像は、商用利用可能。SNS投稿、広告バナー、営業資料、プロモーション動画など、ビジネスシーンにもそのまま使えます。
活用シーンの一例
活用場面 | 使用イメージ |
---|---|
広告・SNSクリエイティブ | 商品×背景のリミックス → 高品質なプロモーション素材を自動生成 |
プレゼン資料 | グラフ画像×イラスト → 見やすく印象的なスライドに |
EC・商品ページ | 商品画像×コンセプトアート → ブランド感のあるビジュアルを生成 |
「リミックス機能」の使い方
1.Gensparkのイメージスタジオからリミックスボタンをクリックします。

2.画像を2枚以上アップロードします。(テキストプロンプトも記入可能)

3.上部の2つの画像をリミックスしてくれます


4.生成された画像を確認します


プロンプト:映っている女性を日本人にして、部屋を写真1のような雰囲気とスタイルで生成してください。 |
プロンプトを使用しないリミックスでは、毛布にくるまっているという部分と、天気のいい昼間の部屋の中で撮影されたという部分が反映されていますね。また、コーヒーにフォーカスが当たっているので、生成される画像が何をフォーカスしているかは都度確認しましょう。
一方でプロンプトを使用したリミックスでは、プロンプト前半部分は反映され、後半部分は反映されていません。プロンプトを読み取り、効かせ性能はそこまで高くないと推測できるので、細かい調整をしたい場合はプロンプトを工夫する必要がありそうです。
活用事例①



元の画像に合わせて、構図や女性が着ていたコートのデザインを忠実に再現しつつ、インナーを白いTシャツに変更して生成されています。
縦長の画像サイズや背景にある街並みについても、完全な再現とまではいかないものの、雰囲気をしっかりと踏襲したビジュアルに仕上がっています。また、元画像では女性が後ろを向いて振り返るポーズでしたが、生成画像では白いTシャツがしっかり見えるよう、ポージングもAIによって自然に調整されています。
活用事例②



プロンプト:写真2を写真1のようなテイストにしてください |
単なる要素の合成にとどまらず、このようにスタイルの変更まで自動で行える点はGensparkの大きな強みです。特に複数の画像を用いるデザイン制作においては、ビジュアル全体のスタイル統一が容易になるため、作業効率の向上にもつながります。
今回の事例では、なかでもFLUX.1で生成された画像の精度が高く、写真1の雰囲気に最も自然にマッチしたスタイルが適用されている印象です。
まとめ
Gensparkのリミックス機能は、プロンプト不要で画像をアップロードするだけという手軽さにもかかわらず、AIが驚くほど高品質なビジュアルを自動生成してくれます。商用利用が可能で、実務への応用範囲も非常に広いため、今後のビジネスやクリエイティブ活動の強力なパートナーとなるでしょう。
例えば、商品画像とモデル画像の合成による販促素材の作成、ファッションアイテムの着せ替えイメージのシミュレーション、写実イラストのスタイル変換など、用途は無限大です。
そのため、どの画像をリミックスするか、プロンプトを入力した方が良いのかなど、どのように工夫して活用していけるかはあなたの創造力次第です。
たくさん生成を試してみて、あなただけのアイデアを形にしてみてください!