
2024年8月、画像生成AIの最前線を行くMidjourneyがWeb版を一般公開しました。これにより、誰でも簡単にハイクオリティな画像生成が可能になりました。本記事では、Midjourney Web版の基本的な使い方から高度な設定、活用事例まで詳しく解説します。
AROUSAL Techの代表を務めている佐藤(@ai_satotaku)です。 なんと、画像生成AIで超絶有名なあのMidjourneyがWebで使用することができるようになりました! これは、ありがたいと思っている方が多いのではないでしょうか。 ぶっちゃけ、Discode上で使いにくかったですよね…。 他の人が生成した画像と一緒に表示されてしまうので、遡らなくてはならなかったり、過去の画像を引っ張り出すなんてことはもっての外でしたね。 それが一気に解決です! 自分が生成した画像だけを一括してみれるようになりましたし、UI/UXがとても良くなった印象です。 少し離れてしまった方もぜひまたフォーカスしてみてください。 感想をX(旧Twitter)でポストしていただけると嬉しいです。メンションも大歓迎です! |
Midjourney Web版の概要と特徴
Midjourneyは、テキストプロンプトから高品質な画像を生成するAIサービスです。従来はDiscordを介して利用する必要がありましたが、Web版の登場により、より直感的な操作が可能になりました。
Midjourney Web版の主な特徴は以下の通りです。
- ブラウザから直接アクセス可能
- 直感的なユーザーインターフェース
- 高度な設定オプション
- 画像管理機能の充実
Web版は2024年8月22日に一般公開され、無料トライアル期間が設けられています。この機会に、多くのユーザーがMidjourneyの魅力を体験できるようになりました。Midjourneyの強みは、他の画像生成AIと比較して圧倒的に高品質な画像を生成できる点です。また、プロンプトの追従性が高く、ユーザーの意図した画像を生成しやすいのも特徴です。ただし、英語のみの対応や機能の多さによる複雑さ、一部のプランでの生成枚数制限などのデメリットもあります。しかし、Web版の登場により、これらの課題の多くが解消されつつあります。
Midjourney Web版の使用手順と設定方法
Midjourney Web版の基本的な使い方は非常にシンプルです。
以下の手順で画像生成を行うことができます。
- Midjourneyの公式サイトにアクセスし、ログインまたは新規登録を行う
- 「Create」タブを選択し、プロンプト入力欄にテキストを入力
- エンターキーを押すか、生成ボタンをクリックして画像生成を開始
画像生成が完了すると、4枚の画像が表示されます。これらの画像に対して、様々な操作や編集を行うことができます。
画像生成の詳細設定
Midjourney Web版では、画像生成時に細かな設定を行うことができます。
主な設定項目は以下の通りです。
- Image Size:生成する画像のサイズや縦横比を指定
- Model:使用するMidjourneyのバージョンを選択
- Style:画像の芸術性や奇抜さを調整
- Quality:画像の品質とレンダリング時間のバランスを設定
これらの設定を適切に行うことで、より意図に沿った画像を生成することができます。
生成後の画像編集
生成された画像に対しては、以下のような操作が可能です。
- Upscale:画像の解像度を上げる
- Variation:元の画像を基に新しいバリエーションを生成
- Remix:プロンプトを変更して画像を再生成
- Pan:画像の一部を拡張する
特に注目すべきは「Editor」機能です。この機能を使用することで、生成された画像の一部を消去したり、新たに描き加えたりすることができます。
画像の管理と検索
Midjourney Web版では、生成した画像を効率的に管理することができます。「Explore」タブでは、自分や他のユーザーが生成した画像を閲覧できます。また、キーワード検索や画像による類似検索機能も搭載されており、必要な画像を素早く見つけることができます。さらに、お気に入り機能やフォルダ機能を使用することで、生成した画像を整理し、後から簡単にアクセスすることができます。
Midjourney Web版の活用事例と応用テクニック
Midjourney Web版は、様々な分野で活用することができます。
以下に、具体的な活用事例をいくつか紹介します。
- SNSのヘッダー画像やプロフィール画像の作成
- YouTubeのサムネイル画像の生成
- LINEスタンプの素材作り
- AI絵本の制作
- オリジナルグッズのデザイン
これらの活用事例では、Midjourneyの高品質な画像生成能力を最大限に活かすことができます。
プロンプトの工夫とテクニック
より良い画像を生成するためには、プロンプトの工夫が重要です。
以下に、効果的なプロンプト作成のコツをいくつか紹介します。
- スタイルの指定:「comic style」「16-bit style」などのキーワードを使用
- カメラアングルの指定:「bird's eye view」「low angle shot」などを活用
- ライティングの調整:「cinematic lighting」「soft light」などを追加
- Stylize パラメータの活用:数値を調整することで芸術性を制御
また、「Image to Image」機能を使用することで、既存の画像を基に新しい画像を生成することもできます。これにより、より具体的なイメージを元に画像を作成することが可能です。
商用利用と注意点
Midjourney Web版は、ベーシックプラン以上で商用利用が可能です。ただし、生成された画像が他の著作物に類似している場合は、法的な問題が生じる可能性があります。
利用の際は、以下の点に注意しましょう。
- 生成された画像の著作権侵害の可能性を確認する
- 必要に応じて、「AI生成画像」であることを明記する
- 特定のブランドや人物を模倣する画像の商用利用は避ける
これらの点に留意しつつ、Midjourneyの高度な画像生成能力を活用することで、クリエイティブな作品制作や効率的なビジュアル制作が可能になります。
まとめ
Midjourney Web版は、高品質な画像生成AIを誰でも簡単に利用できるプラットフォームです。直感的なインターフェースと豊富な機能により、プロフェッショナルからビギナーまで幅広いユーザーに対応しています。基本的な使い方から高度な設定、さらには様々な活用事例まで、Midjourneyの可能性は無限大です。ただし、著作権や法的な問題には十分注意を払う必要があります。Midjourney Web版を使いこなすことで、あなたのクリエイティブな表現の幅が大きく広がるでしょう。ぜひ、この強力なツールを活用して、新しい創造の世界を探索してみてください。
引用元
YouTube|KEITO【AI&WEB ch】「Midjourney Web版を完全解説!設定・パラメーターの使い方と小ワザ【ブラウザ版の強み】」