
Create.xyzは、エンジニアでなくても業務ツールを直感的に作成できる革新的なプラットフォームです。
本インタビューでは、開発の背景や目指す世界観、導入企業での具体的な活用例についてCreateのKinako氏に深掘りしています。ノーコードの未来を担うCreate.xyzの魅力が詰まった内容となっています。
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課題解決の起点 - Create.xyz誕生の背景

—— まず、Create.xyzというツールはどういった背景や課題感から生まれたのでしょうか?
Create.xyzの背景には、創業者たち自身が感じた「アプリ開発の難しさ」「技術的ハードルの高さ」があります。
特に創業者の一人はコンピュータサイエンスの学位を持ちながら、自身でアプリ開発を行う上で多くの苦労を経験しました。
また、当時の現場では「エンジニアですらアプリ開発には一部非常に複雑な要素があり、難しいと感じる場面がある」という状況でした。
こうした自身や周囲の経験を通じて、「専門知識がなくても簡単にアプリが作れる仕組みが必要だ」と気づき、それを後押しする形でCreate.xyzは誕生に至りました。
—— 創業者たちは、具体的にどのような課題を解決する必要性を感じたのですか?
「誰もがAIや自然言語処理を利用して簡単にアプリを作成できる手段がない」という大きなギャップに気づきました。この問題に向き合うことで、開発者だけでなく、非エンジニアの人々でも簡単にデジタルツールを構築できる世界の実現を目指しました。
また、創業者の2人は、以前GoogleやYouTubeで一緒に働いた経験があり、その中で得た知見をもとに、誰もが簡単にアプリを作れるソリューションの必要性を強く感じるようになりました。
—— 開発当初の特徴や理念について教えてください。
Create.xyzは、スタート時点では「ソフトウェアとプロフェッショナルサービスを組み合わせた形」で提供されていました。しかし、その後のLLM(大規模言語モデル)の進化やAI技術の発展に伴い、2023年末までに完全なAI・セルフサービス型のプラットフォームへと進化しました。
その理念として一貫しているのは「アプリ開発をもっと直感的で手軽にし、誰もが自分のアイデアを形にできる力を提供する」という点です。
—— 創業者たちが実現しようとする未来像とはどういったものだったのでしょうか?
「Create.xyz」という名前そのものに彼らの思いが込められています。それは、「人々が何かを作り形にするお手伝いをしたい」というシンプルかつ力強いビジョンです。彼らは、名前の通り「手軽に、でも本格的なアプリがすべての人に作れる世界」を実現するために、このツールを立ち上げました。
進化するプラットフォーム - AIとセルフサービスへのシフト
—— Create.xyzは2023年末にAIとセルフサービス型プラットフォームへ進化したとのことですが、この変化の背景にはどのような理由があったのでしょうか?
当初のCreate.xyzは、ソフトウェアとプロフェッショナルサービスを組み合わせた「人とツール」の両方を提供する形でした。しかし、最近のLLM(大規模言語モデル)の進化やAIの発展が、完全自動化を可能にしました。「プロフェッショナルに頼らなければならない部分を、もっと自分たちでできるようにする」ことが必要だという気づきが、ユーザーの声や市場の動きを通して明らかになったからです。
そして、この進化によって、エンジニアや専門知識のない人でもコストを抑えながら効率的にアプリを作れる未来を目指す形に変わっていきました。
—— AIへのシフトが機能面にどのような影響を与えましたか?
AI対応をさらに進化させたセルフサービス型のCreate.xyzでは、プロトタイピングやデータベース構築、支払いインフラ、さらには最近のアップデートにより、App Storeへの直接公開が可能になり、アプリのリリースまでの工程がよりスムーズになりました。特に、大きなアップデートと言えるのが「コードを一切使わずに完全なアプリが作成可能になった」点です。
また、これまでエンジニアに任せるしかなかったAPIの統合やカスタマイズ部分も、簡単な操作で対応できる機能が追加され、非エンジニアでもスムーズにアプリを設計できる環境が整いました。
—— AI対応によってユーザー体験はどう変化しましたか?
「誰でもツールを直感的に操作できるように」という初期からの理念は、AIによってさらに強化されました。たとえば、これまではデザインや構造のプロトタイプを何度も試行錯誤し、修正したり検証したりする時間がかかっていましたが、AIの導入でこのプロセスが短縮されました。
これにより、ユーザーは短期間で結果を出せるだけでなく、費用も抑えることができるというメリットがあります。この大きな進化は、ユーザー目線を十分に組み込んだ洗練されたプラットフォームの完成形と言えるでしょう。
—— AIとセルフサービスに進化したことで、どのような新しい価値観を提供していますか?
セルフサービス型に進化したことで、Create.xyzはかつて専門家に頼らざるを得なかった課題を、誰でも自力で解決できるツールへと進化しました。これにより、エンジニアでなくても自身のアイデアをアプリやプロダクトとして形にできる可能性が広がりました。特に、スピード感や独立性を求めるスタートアップや副業を始める人々にとっては、時間やコスト面で非常に大きな恩恵を与えています。
日本市場での躍進 - Kinako氏が語るジョインの理由
—— Kinakoさん自身がCreateに参加することを決めた理由を教えていただけますか?
私はもともと通訳としてCreateに参加しました。ちょうど昨年の春頃、日本ではこのツールが急速に注目を集め、たくさんのインフルエンサーの方々が取り上げてくれました。その結果、日本のユーザーからの問い合わせが急増したんです。
しかし、チームメンバーは英語しか話せず、日本のユーザーと直接やり取りが難しい状況があったため、日本市場でのサポート役として私が採用されました。その後、イベントの通訳や様々な活動が増えていき、日本側でのマネジメント業務を任されるようになりました。それが今の役目に繋がっています。
また、日本とアメリカをつなぐ架け橋のような存在になれる場所を探していた私にとって、Createはまさに理想的なポジションでした。自分が興味を持ってきた領域であるAIやデザインという分野で、日本の方々に直接その価値を届けられる環境は、とても魅力的で、今でも本当に楽しく働けています。
—— 参加するにあたって、Kinakoさん個人としてCreateに魅力を感じた点はありますか?
以前から私はAIにも興味を持っていました。特に、デザインのバックグラウンドがあるので、「デザイン」と「AI」という2つの分野が重なり合う部分には強い関心がありました。
また、Createはスタートアップの環境が特徴的で、私自身もそういったエネルギーに惹かれていました。「AIを活用して新しいものを作り出すこと」を直に体験できて、かつ自分の手で日本市場を広げていける環境は、私にとって本当にぴったりな場所だと感じました。
—— Create.xyzと日本市場との関係について、どのように感じていますか?
日本のユーザーは、特定の課題に対して非常に実直で、興味を持ったことにはとても積極的に取り組む特性があると感じています。このツールが日本で広まった背景にも、その特性が影響しているのではないでしょうか。
実際、Create.xyzが日本のインフルエンサーに注目され始めた時期に、ユーザーから「こういった機能を追加してほしい」「もっとこういう形にしてほしい」という多くの意見をいただきました。
その声をしっかりと受け止め、ツールに反映させていく中で、日本市場での存在感を一層強めているのだと思います。また、日本独自の文化や市場ニーズに応じた内容にも対応していこうとしています。
—— Kinakoさんは、日本のユーザーにどのような価値を届けたいと思っていますか?
日本市場では、Create.xyzを通じて「専門知識がなくても、自分のアイデアをカタチにできる」という体験を多くの人に届けたいと考えています。特に、「アプリ開発」や「ツール作成」と聞くと、難しそうだというイメージがあるかもしれません。
でも、Create.xyzなら初心者でもすぐに始められるし、専門知識がなくても大丈夫です。その価値を多くの人に知ってもらい、「作ること」に対するハードルを下げていくことが私の目標です。そして、Create.xyzを活用して、自分のアイデアや夢を形にしていく喜びを日本のユーザーにも体験してもらいたいですね。
直感的なデザイン - 誰でも使える「摩擦のない」アプリ開発

—— Create.xyzの特長として「コード不要で簡単にアプリが作れる」という点が挙げられますが、それが具体的にどうユーザーに役立つのでしょうか?
Create.xyzの最大の特徴は「迷いのない直感的な操作感」です。ユーザーが最初にツールを開いた瞬間から直感的に操作できるよう設計されています。多くのアプリ開発プラットフォームは、学習コストが高かったり、途中で専門知識が必要になる場面が出てきたりします。しかし、Create.xyzでは「ドラッグ&ドロップ」や「自然言語での指示」によって、こうした複雑さを排除しました。
これにより、エンジニアリングの知識やプログラミングスキルがまったくない人でも、自分のアイデアをすぐに形にできるツールとなっています。たとえば、簡単な問い合わせフォームやオンライン販売用のアプリを作るといった場面で、時間もスキルも節約できるという点が多くのユーザーに評価されています。
—— 専門知識がなくても利用できるとのことですが、具体的なユーザーの声や事例はありますか?
はい、多くの非エンジニアの方々から感謝の声をいただいています。たとえば、小規模ビジネスのオーナーが、外部に頼らず自分たちでWebサイトやプロトタイプを作成し、より短期間で形にできたという事例が報告されています。
特に若い世代や中小規模のビジネスでは、「専門的なソリューションに頼るほどの規模感ではないが、自分たちでできることには限界がある」というケースが多く、そういった方々にとってCreate.xyzは理想的な選択肢となっているようです。
—— 専門知識が不要でもデザイン性が高いと評価されていますが、そこにはどのような工夫があるのでしょうか?
Create.xyzでは、あらかじめ用意された(テンプレートが用意されており、ユーザーは直感的に操作しながらプロトタイプの調整をスムーズに行うことができます。また、デザイン面でも最新のトレンドに基づいた組み込み要素があり、細かいカスタマイズができる工夫を盛り込んでいます。
さらにAIを活用することで、デザイン選択や配置の提案まで自動的に行い、ユーザーが迷ったり苦労したりするポイントを最小化しています。これによって、「作りながら楽しむ」という体験も重視しつつ、完成度の高いアプリを簡単かつ短時間で作れるのです。
—— ユーザーにとって、「摩擦のない」操作感はどんな価値をもたらしているのでしょうか?
「摩擦のない」操作感というのは、「やりたいことに集中できる」という価値を提供していると言えます。多くのツールでは、まずその操作方法を学んだり、何度も試行錯誤を繰り返す必要があります。
一方で、Create.xyzは最初からそのルールを理解しているかのように操作を進められるため、ユーザーは「創造すること」に集中できます。
その結果、時間の節約だけではなく、「自分で作れた」という達成感や「すぐに使える!」というポジティブな体験が生まれています。こうした設計思想が、初心者や非エンジニアだけでなく、経験豊富な開発者からも支持されています。
多彩な連携機能 - ユーザーのニーズに応える柔軟な進化
—— Create.xyzは、LINEやSpotifyなど外部サービスとの連携機能も豊富とお聞きしましたが、それはどのように利用されているのでしょうか?
連携機能はCreate.xyzの大きな強みの1つです。例えば、LINEとの連携を活用して、顧客サービス用のカスタムチャットボットを作成したり、店舗やイベントの予約システムをLINE経由で運用したりする事例があります。また、Spotifyとの連携が可能になっており、音楽を活用したアプリ作成にも対応しています。
こうした統合機能のおかげで、ユーザーはそれぞれのプラットフォームのメリットを簡単に取り入れられるようになり、幅広いニーズに応える柔軟性を持つツールとして成長を遂げています。
—— これほど多くの連携機能を追加した背景には、どのような理由があるのでしょうか?
背景にあるのは、やはりユーザーからの声です。Create.xyzの大きな特長の1つは、ユーザーのフィードバックを非常に大事にする姿勢です。さまざまな業界のユーザーが「このツールを使ってみたいが、さらに特定のプラットフォームと連携できるとより便利になる」という声を上げてくれます。
その声を元にして、LINEやSpotify、さらには既存のデータベースやクラウドシステムと統合する機能を開発し、提供してきました。この繰り返しがCreate.xyzを進化させるエンジンになっています。
—— 今後も対応するプラットフォームは増え続けるのでしょうか?
もちろんです。今後はさらに多くのプラットフォームやサービスとの連携を実現し、「どんな課題でもCreate.xyzを使って解決できる」という状態を目指しています。ただ増やすだけでなく、より深く統合し、簡単に使えるインターフェースを提供することが重要です。ユーザーが「これとこれを組み合わせたらどんなアプリができるんだろう」というアイデアをどんどん形にできるよう、進化を続けていきます。
未来を見据えるビジョン - Create.xyzが目指す世界

—— Create.xyzが目指している長期的なビジョンについて教えてください。
Create.xyzの最終的な目標は、すべての人が自分の創造的なアイデアを形にできる世界を実現することです。現在、「アプリ開発」という言葉を聞くと、多くの人が「難しそう」「専門知識がないと無理」といった印象を抱きがちです。
私たちはその認識を変えたいと考えています。
特に「アプリ開発といえばCreate.xyz」というイメージを確立することで、より多くの人が「自分の手で何かを作る」という文化に触れられるようになることを目指しています。私たちが理想とする未来では、アプリ作成は日常的なアイデア実現手段の1つとして誰もが利用するものになっているでしょう。
—— 「アプリ開発といえばCreate.xyz」という状態を目指すというのは、具体的にどういうことですか?
分かりやすい例で言えば、「ファストフードといえばマクドナルド」というように、「アプリ開発と言えばCreate.xyz」と想起される存在感を持つを目指しています。「何かアプリを作りたい」「サービスを実現したい」と思ったユーザーが、真っ先にCreate.xyzを思い浮かべる状態を目指しています。
しかも、それは専門的な開発者や企業だけではなく、個人の趣味レベルや小規模なプロジェクトでも同じです。どんな目標でも「Create.xyzを使えば実現できる」と信頼してもらえる状態を作ることが、現在私たちが取り組む大きな目標です。
—— そのビジョンを実現する上で、現在のトレンドや技術の進化にはどんな影響がありますか?
今回の大きな進化を可能にした背景の1つには、AI技術、特にLLM(大規模言語モデル)の急速な発展があります。こうした技術のおかげで、アプリ開発のプロセスが劇的に短縮され、誰にとっても直感的に操作しやすい環境が整備できるようになりました。
また、リモートワークの普及やスタートアップ市場の成長といった社会的なトレンドも私たちのビジョンに追い風となっています。多くの人が「自分の力で何かを作りたい」と考えるようになった今こそ、私たちのツールが真価を発揮できる時代だと感じています。
—— Create.xyzが他のノーコードツールや競合と差別化しているポイントはどこでしょうか?
そうですね、一番大きな違いは「とにかく使いやすさにこだわってるところ」だと思います。
Create.xyzは、コード不要で自由自在なデザインを実現できるのはもちろんのこと、単なるラップされたウェブサイトではなく真のネイティブパフォーマンスを提供しており、動作スピードや信頼性が圧倒的に高いです。
また、ユーザー認証や決済機能、AIとの統合といった主要機能が最初から組み込まれているのも特徴です。さらに、App Storeへの直接公開が可能です。こういった機能を通じて、「自分のアイデアをすぐ形にできる」という直感的な体験を大切にしています。
—— 最後に、Create.xyzを利用することで生まれる社会的なインパクトについて教えてください。
そうですね、やっぱり「作ること」って、本来もっと自由で、誰でもできるものだと思うんです。でも実際には、「難しそう」とか「専門的な知識が必要」と思われがちで…。そういうハードルを少しでも下げて、「自分にもできるかも」と思ってもらえる人が増えたら、それだけでもすごく嬉しいです。実際に、小さなビジネスをされている方や、非エンジニアの方がCreate.xyzを使ってWebページやアプリのプロトタイプを自分たちで作り、「思ったより簡単だった!」と驚かれることも多くあります。ちょっとしたアイデアが形になり、それが仕事や活動につながっていく。そうした体験が積み重なることで、「創ること」がもっと身近なものになっていくと感じています。さらに、最近ではClaude Sonnet 4にも対応し、長時間の作業にも耐えうる処理性能と安定性が加わりました。エラーも大幅に減少し、よりストレスの少ない開発体験が実現されています。
Create.xyzは今も進化を続けています。最新機能や活用法を知りたい方は、ぜひ公式Xアカウントをフォローしてみてください。みなさんのアイデアが自由に形になる未来を、私たちと一緒に育てていければ嬉しいです。
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KinakoさんのXアカウント:@miyako_173

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