
こんにちは。AROUSAL Techの広報部です。
AI技術の進化は日々加速しており、企業の動向や規制の進展、教育分野への応用など、多くの注目すべきトピックが登場しています。
今週の主要なAIニュースとWA²でご紹介したAIニュースをまとめました。
それではやってきましょうー!
今週の主要なニュース
1.アナログCiM技術でAI処理 電力“1000分の1”を達成へ―フローディアが実用化に向け始動
AI処理の“消費電力”が課題となる中、東京都小平市のベンチャー企業・フローディアが、AI処理を不揮発性メモリー内部で完結する「コンピューティング・イン・メモリー(CiM)」技術を発表しました。アナログ演算によって、従来のGPUの約1000分の1の電力で推論処理が可能となり、エッジAIからデータセンターまでの幅広い応用が期待されます。今秋には試作チップの評価を終え、既に20社以上と商談中。さらに将来的には256層積層による3D CiM構成で、GPT‑4 レベルのAI処理も可能になる見通しです。消費電力削減による環境負荷低減や、端末AIの常時稼働化など、新たなAI社会の実現に向けた一歩といえる発表です。
2.米・AI政策戦略『Winning the AI Race』:成長優先へ規制緩和と輸出拡大を加速
米ホワイトハウスは2025年7月23日、新たなAI政策「Winning the AI Race」を発表しました。これは規制緩和と輸出拡大に軸を置く戦略であり、バイデン政権時の慎重な対応から一転し、米国製AI技術の世界展開を重視しています。具体策として、①連邦政府による規制撤廃および州独自の過重規制への対応、②連邦調達基準の見直しによるAI開発の促進、③商務省や輸出銀行によるAIインフラ整備・輸出支援の強化が掲げられています。さらに、中国などへの輸出規制も緩和し、同盟国との技術協力も後押しされる見通しです。政策発表はReutersやBarron’sなどが報じており、国内でも大手メディアで注目されています。この戦略により、米国がAI分野において再び世界の主導権を握る狙いが鮮明です。
3.高輪のおもてなしAI配送、ロボットが属性に合わせ最適対応へ
東京・高輪で、AIが個人の年齢・性別・趣向といった属性を分析し、それに合わせた商品選定とロボット配送を行う国内初の“おもてなし”型配送実証が運用開始されました。顧客の生活スタイルや購買履歴をAIが解析し、最適な商品を選定。配送ロボットがその場で手渡すという体験は、今までの無人配送とは一線を画します。目的は、利便性だけでなく「心に響くサービス」を提供すること。歩行者への配慮や案内音声、パッケージの提案タイミングなど、細部にわたり日本ならではの“おもてなし”精神が貫かれています。これにより、単なる効率化を越え、顧客満足と地域活性への貢献が期待されています。今後は高輪エリア以外への展開や、AI精度の向上・多様な属性分析へのチャレンジが見込まれ、物流と接客の融合モデルとして注目されています。
4.スマニュー、新機能「スマニューAIまとめ」を試験導入—AIで複数記事を多角的に要約
SmartNews(以下、スマニュー)は、新機能「スマニューAIまとめ」を国内ニュースアプリとして初めて提供開始しました。本機能は、特定トピックに関して複数メディアの記事をAIが収集・整理し、多角的な観点から要約を生成するというものです。試験運用フェーズであり、仕様変更の可能性はありますが、スマニューが権利者から許諾を得たコンテンツを使用し、信頼性の高い要約を目指している点が評価されます。また、AIによる要約には誤りが含まれることもあるため、注意喚起を明記し、ユーザーが記事の本文にもアクセスできる設計となっています。今後は、より多様なジャンルへの対応や品質向上が期待され、忙しい現代人にとって効果的な情報整理ツールとして注目されます。
WA²でご紹介したニュース
AIミスマリンちゃん誕生!? SANYOが仕掛ける「推し活×生成AI」
パチンコファンなら誰もが知る「海物語」シリーズの象徴、そして多くのタレントがその座を夢見てきたイメージガール「ミスマリンちゃん」。その歴史あるバトンが、今、人間からAIへと渡されようとしています。12人の「AIミスマリンちゃん候補生」が登場し、ファン参加型のオーディションでグランプリを決定するという、前代未聞のプロジェクトが始まりました。
「生成AIは期待外れ」と、なぜ日本の企業は口にしてしまうのか?〜本当の課題と希望の光〜
日本企業の生成AI活用率は56%と水準にあります。しかし、問題は「その先」にありました。「生成AIの活用で、期待を上回る効果があった」と答えた日本企業は、わずか13%。活用はしている。でも、成果が出ていない。この「期待外れ」という残念な感覚は、一体どこから生まれてくるのでしょうか?
【完全版】MIXIがAIと描く「Google Agentspace」全社導入の真相
2025年7月7日、七夕の夜。SNSの草分け的存在「mixi」や、国民的スマホゲーム「モンスターストライク」を手掛ける株式会社MIXIが、Google Cloudの最新鋭AIプラットフォーム「Google Agentspace」を、約2000人の全従業員へ導入したと発表しました。
「AI利用義務化」—LINEヤフー・ソフトバンクの決断が、あなたの会社に問いかけること
2025年7月、日本のビジネス界に衝撃が走りました。ソフトバンクグループ傘下のLINEヤフーとソフトバンクが、全社員に対してAIの業務利用を「義務化」すると発表したのです。経営企画、DX推進、情報システム、そして人事部に所属するあなたと共に、このニュースの深層を読み解き、自社が取るべき次の一手を考えます。これは対岸の火事ではなく、すぐそこにある未来です。
本記事は、単なるAIツールの使い方に留まらず、2025年を見据えた「企業のAI戦略」の核心に迫ります。100社以上の先進企業の公開資料から見えてきた活用の潮流、そしてGoogleの最新評価基準(E-E-A-T)を踏まえた情報発信のあり方まで、徹底的に解説します。AIを単なる「効率化ツール」から、企業の未来を創造する「戦略的パートナー」へと昇華させるためのヒントをお届けします。
シリコンバレーで今、最も熱い視線を集める「FDE」って何者?
今、シリコンバレーで、この「理想と現実のギャップ」を埋める新たな才能に、熱い視線が注がれています。その名も「FDE(フォワード・デプロイド・エンジニア)」。まだ日本ではあまり知られていない、このFDEという存在について、彼らがなぜ今、これほどまでに求められているのか、そして、彼らが一体どんなスキルと思考を持った人々なのかを、できるだけ専門用語を避けて、あなたの心に届く言葉で、じっくりと解き明かしていきたいと思います。
まとめ
今週は、省電力AI処理技術の進化や米国のAI政策転換、AI×配送の新たな接客体験など、技術・政策・実証の各領域で注目すべき動きが見られました。
特に、フローディアの「アナログCiM」技術は、AIの消費電力という根本課題に対するブレイクスルーとなる可能性を秘めています。また、ホワイトハウスの新戦略では、米国がAI競争において主導権を再び握るための“規制緩和と輸出促進”が鮮明に。国内では、高輪の属性対応型AI配送やスマニューのAI要約機能など、日常生活へのAI実装が静かに、しかし着実に進んでいます。
さらに、SANYOの「AIミスマリンちゃん」プロジェクトをはじめ、AI利用義務化を打ち出すLINEヤフー・SBの意思決定や、MIXIによるAgentspace全社導入など、日本企業のAI戦略の“本気度”が伝わる取り組みを多数紹介。
もはやAIは、「導入するかどうか」ではなく、どう戦略的に組み込むかのフェーズに突入しています。
次なる一手を考えるヒントとして、ぜひ今週の話題を押さえておいてください。