
こんにちは。AROUSAL Techの広報部です。
AI技術の進化は日々加速しており、企業の動向や規制の進展、教育分野への応用など、多くの注目すべきトピックが登場しています。
今週の主要なAIニュースとWA²でご紹介したAIニュースをまとめました。
それではやってきましょうー!
今週の主要なニュース
1.OpenAIが「GPT-5.2-Codex」を正式公開、エージェントAIで開発支援を強化
OpenAIは2025年12月18日、最新基盤モデル「GPT-5.2」をベースに、ソフトウェア開発に特化したエージェントAI「GPT-5.2-Codex」を正式公開しました。これは従来のCodexシリーズをさらに進化させたモデルで、複雑なソフトウェアタスクへの対応力やコードレビュー、リファクタリング処理能力が向上しています。提供はまず有料ChatGPTユーザー向けに開始され、今後API利用も拡大予定です。安全性や悪用防止策についても言及されています。
2.日本政府、初のAI基本計画案を取りまとめ 官民連携で世界最先端のAI社会へ
政府は2025年12月19日、人工知能(AI)研究・利活用を国家戦略として推進する初の「AI基本計画」案をとりまとめました。本計画案は、官民連携による大規模投資や人材育成を柱として、国際競争力の強化と社会全体でのAI活用拡大を目指す内容です。生成AIを含む先端技術開発の強化や、行政・医療・製造・金融など多様な分野での社会実装を推進すると明記されています。また、透明性や安全性の確保、個人情報保護への対応も重視し、国際的なルール形成への積極的な関与を掲げています。
3.大阪府が「行政AIエージェント」実証組織を設立、手続き効率化と教員負担軽減目指す
大阪府は2025年12月19日、複雑な業務を自律的に担う 「AIエージェント」の実証・導入を推進するコンソーシアム(共同事業体)を設立し、行政手続きの効率化と教員の事務負担軽減を目指す取り組みを始めました。このコンソーシアムには、日本マイクロソフトやグーグル・クラウド・ジャパンなど約20の企業・団体が参画しており、2027年度以降の実装に向けて展開分野の検討が進められています。具体的には、AIが窓口対応や多言語での案内を代行することで、府民サービスの利便性向上だけでなく、教職員が抱える膨大な校務負担の軽減も期待されています。
4.楽天、国家プロジェクト「GENIAC」で国内最大級AIモデル「Rakuten AI 3.0」を開発
楽天グループは、経済産業省およびNEDOが推進する国家戦略「GENIAC(Generative AI Accelerator Challenge)プロジェクト」の支援を受け、日本語処理に特化した次世代大規模言語モデル「Rakuten AI 3.0」を開発したと発表しました。本モデルは約7000億という国内企業最大規模のパラメータ数を有し、日本語の多様なニュアンスや文化を深く理解する能力を目指しています。来春にはオープンウェイトモデルとしての公開も予定されており、国内AIの競争力強化と利便性向上が期待されています。
WA²でご紹介したニュース
企業のAI導入282%増、CIOの役割が組織全体へ拡大
企業のAI導入が昨対比282%増と急拡大する中、CIOの役割は従来のIT管理から、全社的なAI戦略を担う存在へと大きく変化しています。本記事では、Salesforceの最新調査をもとに、AI導入が「待ったなし」となった背景や、シャドーAI・情報セキュリティといった現場課題を整理。さらに、AI活用を成功に導く鍵として不可欠なデータ整備の重要性と、CIO・DX担当者が今取るべき具体的アクションを、実務視点でわかりやすく解説します。
Google、Geminiを守る新AIセキュリティ機能をChromeに実装
AIエージェントがブラウザ操作を担う時代に向けて、GoogleはGeminiをより安全に使うための新たなセキュリティ機能をChromeへ実装すると発表しました。本記事では、AIがWeb上で「閲覧」だけでなく「実行」まで行うことで生まれる新リスク、とくに間接プロンプトインジェクションの脅威を解説します。
GeminiはChatGPTを超えた?ITライターが語る実力比較

Geminiは「ChatGPTを超えたのか?」という疑問に対し、本記事はITライターの実務視点で両者の強みを整理します。Geminiは「2.0 Flash」による高速応答、指示を守る出力の正確さ、Google Workspace連携による定型業務の効率化が武器。一方、ChatGPTは文脈理解や“行間を読む”対話力、推論の深さ、複雑なコード生成・デバッグで優位とされます。議事録要約やToDo抽出などの実務シミュレーションも交え、業務内容に応じた使い分けと、二刀流運用が最適解である理由をわかりやすく解説します。
AIで破られるパスワード管理の盲点 本丸防衛の新常識とは
AIの進化により、従来のパスワード運用が一気に危険領域へ入ったことを解説する記事です。使い回しや“覚えやすい”パスワードは、流出リストを使うクレデンシャルスタッフィングや、AIによる推測で突破されやすくなります。そこで本記事は、パスワードを「覚えない」前提へ転換し、パスワードマネージャーで“本丸”を作って一元管理する戦略をわかりやすく示します。
生成AI利用で検索行動が変化、ECと情報探索が分岐する時代

生成AIの普及で検索行動が変わり、ユーザーが「情報探索はAI」「商品購入はECモール」「場所探しは地図アプリ」へと分散している現状を解説する記事です。生成AI利用者の44%が検索エンジン利用を減らしたというデータを起点に、広告や“量産型SEO記事”による検索体験の劣化が離脱を促す構造を整理します。
NECが語る「AIで進めるDX」戦略、2026年の業界展望を読む
NECは次期中期経営計画において、AI活用を核とした価値創造モデル「BluStellar(ブルーステラ)」関連事業で、売上高1兆円を目指すと宣言しました。本記事では、NECの戦略を紐解きながら、経営企画・DX担当者が知っておくべき「2026年のITトレンド」と、「明日から使える変革のヒント」を解説します。
まとめ
今週のAI業界では、開発支援AIの高度化と日本の官民主導の社会実装が同時に進み、「実験」から「運用」へ軸足が移った週でした。OpenAIは開発特化のエージェントAI「GPT-5.2-Codex」を正式公開し、コードレビューやリファクタリング、視覚理解まで含めた実務支援を強化。日本では政府が初の「AI基本計画」案を取りまとめ、投資・人材育成・安全性と透明性をセットで推進する方針を示しました。さらに大阪府は行政AIエージェントの実証組織を設立し、窓口対応や校務の負担軽減など“現場の効率化”を狙います。民間でも楽天がGENIAC支援で国内最大級の「Rakuten AI 3.0」を開発し、日本語特化モデルの競争力を押し上げました。
また、WA²ではAI導入の急増(CIOの役割拡大)、AIエージェント時代のブラウザ防御、Gemini×ChatGPTの実務比較、AI時代のパスワード防衛、検索行動の二極化とSEO再設計を取り上げ、利便性の裏側にあるセキュリティとガバナンス、そして集客構造の変化までを俯瞰しています。
AIを「使う」だけでなく、守り(認証・監査・ルール)と攻め(業務適用・データ整備・チャネル分散)を同時に設計できるかが、来週以降の勝敗を分けるテーマになりそうです。
それではまた来週!




