
こんにちは。AROUSAL Techの広報部です。
AI技術の進化は日々加速しており、企業の動向や規制の進展、教育分野への応用など、多くの注目すべきトピックが登場しています。
今週の主要なAIニュースとWA²でご紹介したAIニュースをまとめました。
それではやってきましょうー!
今週の主要なニュース
1.NVIDIA、時価総額4兆ドル突破 AI革新が押し上げた歴史的快挙
米国の半導体大手NVIDIA(エヌビディア)が、2025年7月、時価総額4兆ドルを突破しました。この快挙は、生成AI市場の拡大により、同社の高性能GPUがChatGPTやGoogle Geminiなど主要AIに不可欠な存在となったことを背景にしています。2025年第1四半期の売上高は前年同期比69%増の441億ドルに達し、株価も年初から40%以上上昇。CEOジェンスン・フアン氏は「AI革命のインフラを担う存在」としての自負を語りました。この記録は、AI時代における企業価値の新たな指標を示す象徴的な出来事です。
2.YouTube、AI生成の大量コンテンツに収益化制限を導入
YouTubeは2025年7月15日から、AIを活用して大量に作成されたコンテンツに対する収益化の基準を厳格化します。特に、創造性や独自性に乏しい動画が対象です。たとえば、映画やテレビ番組のクリップをつなぎ合わせただけのものや、分析や意見を含まない合成音声のナレーション動画、さらには、同じ形式を繰り返すテンプレート型の動画や架空の予告編などがこれに該当します。YouTubeはこうした措置により、視聴者に有益で信頼性のあるコンテンツを提供する環境を守ることを目指しています。今後、違反が続いた場合には、チャンネル自体の収益化停止や削除の可能性もあるため、クリエイターには内容の質がより一層求められます。
3.国内電通グループ、「dentsu Japan AIセンター」を発足
電通グループ5社は、AIを軸とした事業変革を加速するため「dentsu Japan AIセンター」を新設しました。約1,000名の専門人材を擁し、AI技術・データ・知見を横断的に集約。6つの専門ユニットを通じ、業務効率化から生成AI活用、AIガバナンス整備、外部連携による共同開発まで包括的に対応。グループ全体のAIネイティブ化を牽引し、社会と顧客に新たな価値を提供する体制を整えます。
4.AI音声で米国務長官を偽装、他国の外相らと接触—外交の信頼性に影響か
2025年7月、AI生成音声を用いて米国のルビオ国務長官になりすました人物が、他国の外相3人を含む5人と連絡を取っていたことが明らかになりました。 米国務省の報道官はこの事実を認め、サイバーセキュリティ対策の強化を表明しています。 この事件は、AI技術の悪用による外交上の信頼性への影響を示しており、FBIも5月に同様の手口への警戒を呼びかけていました。 現在、詳細は調査中であり、被害の全容は明らかになっていません。
WA²でご紹介したニュース
ChatGPTでアプリ100個作った文系女子大生!生成AIは“誰でも”使いこなせる!
2024年、文系出身の女子大生がChatGPTを使い、たった1年で100個のアプリを開発。その驚きの成長の裏には、AIとの“正直な対話”がありました。特別なスキルがなくても、目的や悩みを率直に伝えることで、生成AIは強力な相棒になります。本記事では、初心者がAIを使いこなすための実践的なコツと、AIと向き合う心構えを紹介。AI時代を生きるすべての人に贈る、希望と学びのストーリーです。
人事業務にChatGPTは使える?スカウトメールから研修資料まで活用事例を解説
採用、育成、社内対応など業務の幅が広い人事部門。その日々の定型業務をChatGPTがどう効率化するかを徹底解説。スカウトメールや研修資料、フィードバック文、マニュアル作成まで、実践アイデアと導入事例を交えて紹介します。特別なスキル不要で使える活用法、プロンプト設計のコツ、情報管理上の注意点も網羅。Google Geminiとの比較も含め、「人事×生成AI」の最前線を知る一歩に。
外骨格ロボットで登山デビュー!? 中国でシニア世代も“若返り”ブーム到来
中国の観光地で外骨格ロボットを活用した“登山デビュー”がシニア世代の間で話題に。筋力をアシストする最新テクノロジーにより、高齢者でも山登りを快適に楽しめるように。登山支援だけでなく、観光地のスタッフ負担や移動介助の効率化にも効果あり。レンタルは手頃で操作も簡単。“年齢に縛られない体験”を可能にするこのブームは、まさに「体が若返る」ような感動を生んでいます。新たな観光の形を探る方におすすめです。
会議を資産に変える技術革新 - 「tl;dv」が切り拓く次世代の働き方
会議の録画や議事録が“活かされない資源”になっていませんか?AI会議アシスタント「tl;dv」は、長時間会議を要約・分析し、次のアクションを導く“会議の資産化”を実現。CRM連携や横断検索も可能で、情報共有と意思決定を加速させます。本インタビューでは、創業背景から競合との差別化、導入企業の成果、そして“未来をつくる会議”を支えるカルチャーまで、カントリーマネージャーが語ります。
【衝撃】Appleの新AI戦略がGoogle・OpenAIを震撼させる理由
長らく「AI」という言葉を避けてきたかのように見えたあのAppleが、ここにきてとんでもない「新戦略」を打ち出してきました。この動き、実は私たちの想像以上に、AI界の巨頭であるGoogleやOpenAIを震撼させているんです。企業の経営企画部、DX推進部、情シス部、そして人事部の皆さんは、このAppleの新戦略から、自社の競争優位性を確立するためのヒントをきっと見つけられるはずです。
ソニーグループが、生成AIの活用によって毎月5万時間もの業務時間削減を達成したという驚くべきニュースが飛び込んできました!これは単なる効率化の数値ではありません。削減された時間は、新たなクリエイティブな活動や、より本質的な業務に振り向けられているはずです。AI導入でいったい何が解決できるのか疑問を持っているそこのあなた。ソニーグループがどのようにしてこの「時」を創り出したのか、その裏側に迫って行きます。
まとめ
今週のAI業界は、企業価値、動画規制、国内体制、国際リスクの4つの大きな話題で注目を集めました。NVIDIAはAI需要の急拡大に支えられ、ついに時価総額4兆ドルを突破。YouTubeはAI生成コンテンツへの収益化制限を導入し、質の確保に舵を切りました。日本では電通グループが1,000人規模のAI専門部隊を擁する新組織を発足。さらに、米国務長官をAI音声で偽装する事件が発覚し、外交分野にもAIリスクの現実が波及。AIの進化と規制・ガバナンスの両輪が問われる1週間となりました。
また、今週のWA²では、生成AIを実務にどう活かすかをテーマに、注目記事をお届けしました。ChatGPTで100個のアプリを開発した女子大生の成長ストーリーから、スカウトメールや研修資料作成にAIを活用する人事現場の実例、さらには外骨格ロボットによって登山を実現したシニア層の体験まで、多様な分野での“AI×人間”のリアルな関係を深掘り。
来週も、最前線で進化するAIの活用法と社会的インパクトを分かりやすくお届けします。
それではまた来週!